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読んだ本「三人書房」柳川一

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柳川 一さんの書かれた「三人書房」 を読みました。
第18回ミステリーズ!新人賞受賞作です。

若き日の江戸川乱歩を描いた作品です。
大正時代を彷彿させる小説になっています。

柳川 一さんは、初の著書だそうです。
1952年生まれですので、遅咲きの小説家と言われます。

小説は実録を元にしたもので、宮沢賢治や宮武外骨、横山大観、高村光太郎と言う
有名人との関りをの中で繰り広げられるミステリーです。

タイトルの三人書房は、江戸川乱歩が小説家となる前に
平井太郎(後の江戸川乱歩)が兄弟3人で開いた古書店の名前です。
5つの短編が収録されています。

後味の良いミステリー小説です。
装画も大正時代らしくしゃれています。