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読んだ本「魂手形」宮部みゆき

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前回読んだ「青瓜不動: 三島屋変調百物語九之続」が面白かったので、
続いて同じシリーズの本を読むことにしました。
「魂手形」三島屋変調百物語七之続 宮部みゆき

第一話 火焔太鼓
第二話 一途の念
第三話 魂手形

物語が本当によく出来ています。
あり得ない奇怪な話なのですが、そう思わせずに読み手を引き込んでゾクゾクさせます。

第三話 魂手形の怪奇な場面では、目に浮かぶようにゾクッとします。
文章に凄味があるんですね。
第一話 第二話も面白いのですが、タイトルにもなっている第三話が
自分には特にしっくりきました。
話す相手が小粋な年配者の想定だからでしょうか。
読んで面白い小説は、キャラクターがしっかりしていて、目に浮かぶような感じがします。

作者のプロフィールに「怖がり」とありますが、本当でしょうか。
ゲームが大好きと言うところも人気小説の大先生とは違うイメージです。