前回読んだ「青瓜不動: 三島屋変調百物語九之続」が面白かったので、
続いて同じシリーズの本を読むことにしました。
「魂手形」三島屋変調百物語七之続 宮部みゆき
第一話 火焔太鼓
第二話 一途の念
第三話 魂手形
物語が本当によく出来ています。
あり得ない奇怪な話なのですが、そう思わせずに読み手を引き込んでゾクゾクさせます。
第三話 魂手形の怪奇な場面では、目に浮かぶようにゾクッとします。
文章に凄味があるんですね。
第一話 第二話も面白いのですが、タイトルにもなっている第三話が
自分には特にしっくりきました。
話す相手が小粋な年配者の想定だからでしょうか。
読んで面白い小説は、キャラクターがしっかりしていて、目に浮かぶような感じがします。
作者のプロフィールに「怖がり」とありますが、本当でしょうか。
ゲームが大好きと言うところも人気小説の大先生とは違うイメージです。
”日本のひなた”みやざき暮らしの男です。ニックネームは「ひでさん」です。このブログは2020年3月より始めました。月に2~3回の珈琲の自家焙煎と週1~2回の市民農園約9坪での野菜作りとぼちぼち嗜むソロウクレレについて書いています。防災士です。よろしくお願いします。