東野圭吾さんの「夢幻花」を読みました。
面白かった。
第26回柴田錬三郎賞受賞作です。
東野圭吾さんの小説は、登場人物のキャラクターがしっかりしてぶれていません。
物語の展開もしっかり組み立てられていつので、読みやすいし意外な展開に驚きがあります。
今回の「夢幻花」は、2013年5月に発行されたものです。
月刊誌「歴史街道」に連載されたものを全面的に書き直してたものです。
衝撃的な殺人事件のプロローグ1
中学生の偶然始まる初恋のプロローグ2
からこの物語は始まります。
この物語のキーワードは「黄色い花」です。
いったいこの「黄色い花」は、何なんだろう。
殺人事件の起こった物語とどう関係するんだろう。と読み進めました。
複雑な人間関係がからみあう物語でありますが、
最後の謎解きで一気に霧が晴れる感じがします。
読み終わって、
人は自分が行きやすい道を歩みたがるものですが、
宿命から逃げないでやり遂げて行く、
そうした立派な人がこの世に確かにいるなと思い返しました。
努力した人は、報われて欲しいものです。
作者 東野圭吾プロフィール
PHP研究所 夢幻花 著者プロフィールページ
1958年大阪府生まれ。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。1999年『秘密』で、第52回日本推理作家協会賞を受賞。2006年には『容疑者Xの献身』で、第134回直木賞を受賞した。他著に、『超・殺人事件』『白夜行』『手紙』『赤い指』など多数。
”日本のひなた”みやざき暮らしの男です。ニックネームは「ひでさん」です。このブログは2020年3月より始めました。月に2~3回の珈琲の自家焙煎と週1~2回の市民農園約9坪での野菜作りとぼちぼち嗜むソロウクレレについて書いています。防災士です。よろしくお願いします。
コメント
こんにちは。
自分も「夢幻花」読みましたよ。
面白いですよね。
今でも解決できない負の遺産、誰がその責任を負うのか。
それを考えてしまいましたよ。
努力した人は報われて欲しい、というお気持ちわかります。
はじめまして
コメントありがとうございます。
本当によく練られた小説だと思いました。