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読んだ本「木挽町のあだ討ち」永井紗耶子

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久しぶりに読んだ小説です。

第169回 直木賞と第36回 山本周五郎賞を受賞した作品です。
「木挽町のあだ討ち」永井紗耶子 を読みました。

江戸時代の仇討ちのお話なのですが、
江戸の木挽町の芝居小屋に関わる多様な人生を歩む方たちの身の上話が面白いです。

江戸時代の庶民の人情噺は、苦しいところが多いのですが
そんな中にも人の情けがありほっこりします。

芝居町で立派な仇討ちと語り草になった「木挽町のあだ討ち」
その真相に胸がすく思いです。

著者プロフィール
永井紗耶子 ナガイ・サヤコ
1977年、神奈川県出身。慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経て、フリーランスライターとなり、新聞、雑誌などで幅広く活躍。2010年、「絡繰り心中」で小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。2020年に刊行した『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』は、細谷正充賞、本屋が選ぶ時代小説大賞、新田次郎文学賞を受賞した。2022年、『女人入眼』が第一六七回直木賞の候補作に。他の著書に『大奥づとめ よろずおつとめ申し候』『福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得』『横濱王』などがある。

新潮社 https://www.shinchosha.co.jp/book/352023/